Kako in Deutschland seit 2015

独断と偏見でなんだか気になったドイツのことをランダムに綴ります。

【Die Volkshochschule】わからないのは生徒だけのせいじゃない!

自治体運営のコミュニティースクール(Volks Hoch Schule)でドイツ語を学んでいるけれど、生徒が世界中から来ているので、お国柄だか性格だかわからないけれどいろいろあって面白い。

この語学コースは、1タームは20回で一回4時間の授業。1クラス定員22名(たぶん)だが、全員出席したのは見た事なく、いつも15名程度の出席者。費用は公的機関の学校なので非常にリーズナブルで、1ターム€150。1回1000円くらいでしょうか(2016年1月に€175に値上)。

これまで3タームすごしたけれど、日本人に会った事はなく、アジア系がラオス(1)、タイ(1)の2名。後は、、、パキスタン(1)、ロシア(2)、グルジア(1)、ラトビア(1)、シリア(2)、パレスチナ(1)、イラン(2)、トルコ(2)、ポルトガル(1)、スペイン(2)、イタリア(3)、北アイルランド(1)、ポーランド(2)、ペルー(3)、ブラジル(1)、キューバ(1)、アメリカ(2)。

クラス内の共通語はないけれど、スペイン語が優勢!そして、フランス語、イタリア語、ポルトガル語勢がなんとなく簡単なコミュニケーションを互いの母語同士でやっている。

で、共通語はないから先生はドイツ語初心者の生徒を前に、なんでもドイツ語で説明する。身振り手振りを交え必死で。でも、やっぱり難しいから複雑な文法を学ぶ時はいつもよくわからない。そんな状態でも、いつもまあしょうがないよねと原状をそのまま受け入れて授業を受けていた私だけれど、、、、きちんと説明できない先生は悪い!ちゃんと仕事をしていないと怒る生徒達がいた。そして、先生のやり方に意見をしようとか、自分たちの授業の受け方を変えてみようとか(例えば必ずわからなかったら黙らないで質問するようにするとか、、)、他のクラスを見学に行って比較してみようとしたり、いろんな生徒に授業満足度を確かめてみたり、、、。そして、少しづつクラスの授業が良くなってきた。

なんか、この積極的な学びの態度に最初は驚き圧倒されたけれど、こうして先生とぶつかり話し合いながら授業って良くなっていくんだなと、感心してしまった。